カンボジア進出を考えるヒント ③現地でのコミュニケーション

カンボジアの人たちの基本的な性格は、愛想が良く、都会田舎関わらず我々日本人にも非常に愛想よく接してくれます。世話焼きで、温厚で優しい人も多く見られます。こういった陽気な気質はカンボジアだけに限らず、広く東南アジアの国全般で見られます。また、主張が少ない面もあります。カンボジア人にはカンボジア人ならではの「温かさ」があるように感じます。
その一方で、やはり適当さやルーズさもあります。何か物事を頼んだり、確認した時に「大丈夫!オーケー!」と言いますが、実際大丈夫である確率は半分以下と思っていたほうが良いかもしれません。

現地の文化にリスペクトを

「我々は外国人としてこの地で商売させてもらっているということを自覚すべきであり、現地の人と現地のをリスペクトすべきだ。なぜなら我々は本来彼らがやるべきである仕事を取ってしまっているのだから。」
これは海外進出をした人たちが口を揃えていう言葉です。現地を理解して協業するということの大切さが端的にまとめられている言葉だと思います。

日本式を押し付けすぎない

海外進出/海外起業を成功させるキーワードは「ローカライズ」です。
日本のやり方を現地に持って行って、無理やりそれに合わせようとすると、必ずトラブルになります。

解りやすい例をあげれば、本場のタイ料理が辛いのは皆さんご存知と思います。その本場の料理を日本で提供したとしても、日本人には辛すぎて食べられません。日本で好まれるタイ料理は、日本人の口に合うようにアレンジされたタイ料理なのです。

いくら日本での成功事例があったとしても、それがそのままカンボジアに通用するとは限りません。
それぞれの良いところを見つめ、共通部分を模索していくことが、「ローカライズ」を考えていく上で最も大切なポイントになります。